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やってはいけない「上から並べただけのレイアウト」

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年末年始で絶賛増量中の平本です。2017年もよろしくお願いいたします!

さて新年一発目のやってはいけないデザインは、「上から並べただけのレイアウト」です。

例えばこちらのセミナー告知枠(架空の講座です)。

やってはいけないレイアウト

上から順に、それぞれ同じくらいの大きさで、ドン、ドン、ドン、と内容を並べてしまっているレイアウトです。メリハリがなく、見ていても「ふーん」という感じがしませんか?

シンプルなお便りであればこれでもOKですが、「告知」となると話は別。お便りと違って、チラシには「興味を持ってもらう」という大事なミッションがあります。そのためには、オッ!と目を引くことが重要です。

 

目を引くには、主役を作ろう

上から単純に等間隔で積み重ねたレイアウトでは、単調でつまらないイメージを与えてしまいます。面白そう!と思わせるには、まず目に飛び込んでくる「主役」をレイアウトしてアピールしましょう。

 

主役は大きく!

主役のエリアは、だいたい紙面の4分の1〜2分の1くらいを目安に、こんなにデカくていいの?と不安になるくらい思い切り大きくレイアウトします。

そんなに大きく置いたら、残りの紙面が狭くなって他の事が小さくなっちゃう…と心配になるかもしれませんが、実際はその逆です。主役を大きく書かないから、誰の目にもとまらず、見てもらうチャンスが減るのです。もし興味のあることだったら、小さく書いてあることも読もうとするので大丈夫!まずは取っ掛かりとなる主役を作ります。

 

主役って何を置けばいい?

では具体的にどんなものが主役になるでしょうか。鉄板はただひとつ。

 

「イメージ画像+興味を引く言葉」のセット

 

主役のエリアは、そのチラシが何を言わんとしているかを瞬間的に伝える役割があります。そのためにはイメージ画像+言葉の組み合わせが最も効果的です。

興味を引く言葉は、キャッチコピーや、イベントのタイトルそのものでも良いでしょう。ぶっちゃけイベントのタイトル自体がそんなに面白そうじゃない場合は、タイトルを見直すか、キャッチコピーを添えてみましょう。

そして先ほどのセミナー告知枠を、主役を作ってレイアウトし直した例がこちら。

 

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この例では、「品のある女性のイメージ画像+役に立ちそうなセミナーのタイトル」を主役にして、紙面の半分以上を使って大きくレイアウトしています。これにより、パッと見で「あらステキ」「こんな女性になりたい」「タメになりそう」という印象を与えます。

さらに、タイトルの横に「今さら聞けない」というフレーズを追加することで「今まで放ってきたけど、本当はマナーを身に付けておきたかった」と感じている女性の興味を引いています。

さらにさらに、マナー講座らしく、縦書きにしたり落ち着いた色合いにまとめることで、「古式ゆかしい格式あるイメージ」をプラスしています。

 

「やってはいけないデザイン」では、主役にどんなイメージ画像を使うのが適切か、どんな言葉やキャッチコピーが読み手の興味を引くのか、そのコツもご紹介しています。

レイアウトは内容によって変わるので正解がないと思われがちですが、今回の「主役を作る」というポイントを守るだけで、よりチラシらしく、ポスターらしくなりますよ!どうもデザインにインパクトがないと悩んでいる方は、是非レイアウトを見直してみてください!

 

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